ミルクティー
ある朝。

「桔梗さぁん、
ちょっと来てくれるかい!?」

店の主人、花村 樹が言った。

「なぁに?」

返事をしたのは花村 桔梗。

この喫茶店の奥様だ。

「柚琉が少し笑ったんだ。」

「それ、本当?」

「あぁ。」

桔梗は慌てて二階へ上がった。
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