ミルクティー
「いいの、悠里。
優之介のことだし、
多分そうじゃないかって
気はしてたもの。」

陽鞠はぎこちなく笑うと、
自分の席についた。

「だからって今の言い方はないでしょ?」

悠里はまだ怒っている。

「ごめんごめん。」

「反省してない。」

「わぁ、バレた。」

「あのね。」

その時、
チャイムが鳴ったので、
皆前を向いた。
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