ミルクティー
給食をいつものグループで食べようと、
柚琉は席を立った。

その時だ。

「花村くん。」

転校生に呼び止められて振り返る。

「あの…お昼、
一緒に食べてもいいかな?」

何も言わない柚琉に不安を覚えたのか、
ちひろは慌てて言った。

「あ、ダメならいいんだけど。」
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