ミルクティー
すると、沈黙を破るように
柚琉の父親が言った。

「優之介くん、皆。
いつも柚琉と
仲良くしてくれてありがとう。」

「おじさん…。」

「確かに、逃げてたって
始まりはしないけれど、
これは本人の心に影響する事だからね。
慎重にやらないと、
今よりも、酷くなって
しまう事もあるんだよ。」

誰もが、黙りこくっていた。
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