ミルクティー
その日の夕方、警察から
電話がかかってきた。

苺が交通事故、
しかもひき逃げされて
死んでしまったと…。

柚琉は自分を責めた。

責めて泣いて取り乱して、
自分の言葉が人を傷つけてしまうなら、
喋らなければいい、と
心を閉ざし、
言葉、そして笑顔を封印した。
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