ミルクティー
ちひろが言った。

「好きだよ、柚くん…。」

「僕も、ちひろが大好き。
多分きっとこれからも、
辛いことはたくさん
あるかもしれない。
だけどそれをお互いに
半分こ出来たらいいよね。」

「きっと出来るよ。」

ちひろが笑う。

柚琉も笑った。

空が、祝福するように赤かった。
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