ミルクティー
その男は…見覚えのある若い男。

そう、紫陽花祭りの準備中、
ちひろに言い寄ってきた
青年団の男だったからだ。

「何で、って顔してるな。」

「当たり前でしょ!?」

「お前を閉じ込めて、
俺のものにする。
二度と離さない。」

「冗談じゃないわ!!
さっさと外してよ!!」
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