ミルクティー
Chapter.1
学校。

登校すると、真っ先に
駆け寄ってくるのが、
クラスメイトの橘 悠里。

「おっはよぉー、柚。」

返事の代わりに微笑み、頷く。

「凄い、今日は柚が笑ってる。
いつも全然笑わないのに。」

さすがいつも一緒に
居るだけあって気づくのが早い。

「何かいい事でもあった?」

首を傾げる柚琉。

自分でも解らないようだ。
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