弟くんと危険な関係!
「…俺…昨日見ちまったんだ。公園でほたると弟がキスしてるところ…。」



あたしは一気に顔が真っ赤になった。

見られてた…!?
嘘…!?



「昨日、2人の様子が何だかおかしいって思ったから…実は後つけてた。ストーカーみたいだし辞めようって思ったけど…気になって…。そしたら公園で…。ごめんな、後つけて…。」



あたしは頭が真っ白。
しかし、健太は話を続ける。



「ほたるは、弟のことどう思ってんの…?」


「え…?!」



あたしは沈黙になる。



「付き合ってないけど…キスはすんの…?」



何だか段々、健太の声が荒くなってきた気が…。



「ほたる…」


そう言ったあと、
健太は握っていたあたしの手をぐぃっと引き寄せ、

強引にあたしの口にキスをした。



そのキスは、短いフレンチキスじゃなくて…


長い長い…ディープなキスだった。


何度も離れようと必死に抵抗するが、健太の力にかなうはずがない。
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