弟くんと危険な関係!
「健太…あたし、健太のこと…ずっと好きだった。…好きだったけど…」


あたしは何だか涙が出てきて言葉が詰まる。



『…過去形なんだな。』


ごめん健太…!
あたしは涙が止まらなくなる。



『…アイツが好きなんだな…?』



アイツ…
大地の事だとすぐにわかった。


『俺はいつだって、ほたるの見方でいるから…頑張れよ!後悔のないように!俺もほたるにぶつかったことは後悔していない。
だから明日からはまた今まで通り、普通の友達で。』


健太は何でこんなに優しいんだろう。


強がり?
それにしたって優しすぎる…。


そんな健太にあたしは何もしてあげれなかった…。



電話の最後に


「ごめんね。」


あたしはこの一言が精一杯だった。
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