弟くんと危険な関係!
ふぅ。
あたしは一息ついた。



しばらくすると、

コンコン。


あたしの部屋のドアをお母さんと雅也さんが叩いた。


「ほたる?大丈夫?」
「ほたるちゃん、具合どう?」



「あ!1日寝てれば治るはずだから大丈夫だよ!」


あたしは気丈に振る舞う。



「ほたる、お母さん達出るから家に一人になるけど…何かあったら電話しなさいね。じゃあ行って来るから。」


「行ってらっしゃい。」




しばらくすると、玄関のドアが閉まる音がした。
家に一人になった合図だった。



部屋のドアを開けて、洗面所に行き顔を洗う。


さっき鏡を見たときよりは目の腫れがとれたような気がするけど、まだまだ見せれる顔ではない。
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