弟くんと危険な関係!
ほのかに惑わす香り

ほのかな視線

あれから数ヶ月が立ちー。


今は夏休み。

8月も後半。もうすぐ休みが終わってしまう。



「ちょっと大地!ジャーマー!!!」



午前10時。

リビングの掃除をしたいのに大地が居座って動いてくれないから、あたしは掃除機を片手に持って怒る。



「大地ってば!どいてよ!掃除したいんだってば!」



あたしはますます大声になる。


それでも大地は全くどく様子はない。


このやろう…。



あたしは掃除機を床に置き、ズンズンと大地を目がけて歩いて行く。


あたしは大地の右腕を引っ張って、


「じゃまなんだよ!!!」


と、大地を動かそうとした。
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