弟くんと危険な関係!
掃除を終えたあたしの前に、制服姿の大地が現れた。


「あれ?大地、今日登校日だっけ?」


「いや、今日から応援団の練習に行かなきゃいけねーんだよ。だりぃ…。」


そっか!もうすぐ体育祭か!

夏休みが終わったらすぐだもんね。


あたしは高校二年だから何にも忙しくないけど、
大地は中学三年だから応援とか係とか忙しいよね…!


「大地って応援とかキライそうなのに応援団入ったんだ?」


「寝てる間に決められてた…。」



なるほど!



「頑張ってね♪」



あたしは嫌そうな大地を見送った。
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