弟くんと危険な関係!
「年上のくせに義理の弟に色目使って…気持ち悪いですよ?姉弟って分かってます?」

あたしの知ってるほのかちゃんじゃない。
言ってることもこの空気も目つきも全て
あたしに刺さってくる。

「わたし見ちゃったんですよね。手をつないだりキスしたりしてるところ。外でよくそんなことできますよね?大地くんが遊ばれててかわいそう!」

ほのかちゃんは腕を組みながら次々と言葉を投げつけてくる。そしてあたしに一歩一歩近づいてくる。

「わたし、大地くんのこと好きなんです。姉弟なのに抱きしめあったりキスしてるって他の人達が知ったら、みんな見る目が変わるでしょうね?
この意味、わかります?」


ほのかちゃんは、大地から身を引けと警告しているのか。
広められたくなければ、大地から身を引け、と。
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