弟くんと危険な関係!
「実は…」


あたしは恥ずかしげもなく昨日のことを雅也さんに話した。


好きな人にお弁当を作ったこと。
大地にめちゃくちゃにされたこと。
弁当を大地に投げつけたこと。




雅也さんはコーヒーを飲み干したあと、話を始めた。


「…大地は相当ほたるちゃんが気に入ってるんだね。」



「…え?」



「大地の独占欲の表れだよ。」



雅也さんは淡々と話始めた。
< 56 / 223 >

この作品をシェア

pagetop