弟くんと危険な関係!
「ほたる…俺はほたるが大好きだ。けど…ほたるはアイツが好きなの…?」


何だか震えている声。


「ほたるがアイツのモノになるのは、俺…絶対に嫌だ。」



何だか、子供が大切なモノをなくしたくなくて、駄々をこねているようにも聞こえた。



大地はあたしが離れるのが怖いから、必死につなぎ止めようとしているのだろうか…?



あたしはふっと考えた。


大地は、あたしを母親と重ねているのだろうか…?

つまり、大地はあたしを「女の子」として欲しいのではなく、頼れる「母」として欲しいのだろうか…?



だとしたら…あたしって…。



一瞬の間に色々な余計な考えが脳裏を駆け回る。
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