眠れる学園の美女-運命の2日間-
side 相沢
俺は今日父親の関係上この学校へ転校してきた。
担任となる教師についていき着いたクラス
2‐C。
教室に入って教卓の前へと立った。
一回教室を見渡してみたーー…が、
俺の目は
そこから動こうとしない。
一番窓際の席で後ろから2番目の女子生徒。
サラサラしてそうな綺麗な茶髪。
小柄で細身な体型。
俯いている…
寝てるのか?
無性にその子が気になった…が、
「相沢ー?」
教師の声によって我に返った。
自己紹介をと言われしぶしぶする。
「相沢裕二です。よろしくお願いします。」
一応一礼をし
できるだけ笑顔でいる。