眠れる学園の美女-運命の2日間-
「………そっか!頑張って!俺も応援するから!」
笑顔で言ってくれた相沢君。
応援…!
「ありがとう!頑張るよ!」
あっという間に着いた教室。
「おはよー!リツー!」
飛びついてきたのは、
もちろん世奈。
「あ、やっぱ相沢君と来たんだ(笑)!ありがとうね!相沢君!」
私の後ろにいる相沢君に身を乗り出して言った。
「あ、いや別に(笑)そんな大変な事もなかったしっ」
「あんねー!世奈!相沢君、めちゃくちゃ料理上手いんだよ!?それにあの紅茶、すんごい気にいっちゃった!」
小さい子のように興奮してハシャぐ私。
だって、相沢君の入れてくれた紅茶は今までで一番と言っていいほど美味しかった。
忘れられない味。