三つ子ちゃん!~私達の運命どうなっちゃうの!?~【短編集】
不覚な事件
キーンコーン
カーンコーン…
授業が終わった…。
今日1日中、私は優くんのことばかり考えてた。
いや、好きとか…
そういうんじゃなくて…
もぅ…分かんないよぉ!
「星那ちゃん♪じゃあ、気を付けて帰ろよ♪」
そう言って私の髪をぐしゃぐしゃにしたのは…
優くん…
ドキッ ドキッ
あれ?鼓動が…
はやくなってくぅ!
「いっ、言われなくても気を付けて帰りますよ。子供扱いしないで下さーい。」
「ははっ♪照れるな照れるな♪……一緒に帰って良いか?」
「勝手にしたら……ってえぇっ!?」
一緒に…帰る?
優くんと私が…一緒に?
「うっ、うん!良いよ!帰ろっ!」