Princess Secret
騎士団長
次の日、ソフィアは早く目覚めてしまった。昨日早く寝たせいか、目がぱっちりと覚めている。
ソフィアは図書館へ行くことにした。
本当は1人で城内を出歩くのはきんしされているので、黒いコートを身にまとい、静かに部屋を出た。
「……ふう」
誰にも気づかれずに図書館へとたどり着いた。
電気がついていた。アメリアスが仕事でもしているのだろうかと思い向ったが姿がなかった。
「(私以外に誰かいるってことですよね)」
あまり図書館へ来る人はいないので単にアメリアスが電気をつけっぱなしにしたのだおるかと思った。
「……ソフィア様でしょうか?」
不意に後ろから声をかけられた。振り向くと1人の青年が立っていた。
騎士団の制服を着ているので騎士団の方とすぐに分かった。
「はっはい。そうです」
「やはりソフィア様でしたか」
「えっと…、騎士団の方ですよね?」
ソフィアが質問すると青年は敬礼し、名乗った。
「七番隊騎士団長のグレン=ノーバスと申しますっ」
「ソフィア=オーランスディアです。グレンさんはよくここに?」
「いえ。実は今日が初めてでして……、剣術の本を探しているのですが、見つからず、困っていたのです」
みっともないですね。と笑っている。
よくは知らないが、騎士団長の中では最年少の有能な団長だと聞いた事がある。そんな団長であろう方が今頃剣術の本を求めているのか気になった。
ソフィアは図書館へ行くことにした。
本当は1人で城内を出歩くのはきんしされているので、黒いコートを身にまとい、静かに部屋を出た。
「……ふう」
誰にも気づかれずに図書館へとたどり着いた。
電気がついていた。アメリアスが仕事でもしているのだろうかと思い向ったが姿がなかった。
「(私以外に誰かいるってことですよね)」
あまり図書館へ来る人はいないので単にアメリアスが電気をつけっぱなしにしたのだおるかと思った。
「……ソフィア様でしょうか?」
不意に後ろから声をかけられた。振り向くと1人の青年が立っていた。
騎士団の制服を着ているので騎士団の方とすぐに分かった。
「はっはい。そうです」
「やはりソフィア様でしたか」
「えっと…、騎士団の方ですよね?」
ソフィアが質問すると青年は敬礼し、名乗った。
「七番隊騎士団長のグレン=ノーバスと申しますっ」
「ソフィア=オーランスディアです。グレンさんはよくここに?」
「いえ。実は今日が初めてでして……、剣術の本を探しているのですが、見つからず、困っていたのです」
みっともないですね。と笑っている。
よくは知らないが、騎士団長の中では最年少の有能な団長だと聞いた事がある。そんな団長であろう方が今頃剣術の本を求めているのか気になった。