幼なじみ物語
「碧依どうした?」


大輔はあたしに近付くと前に立ってあたしを見つめた。


「‥‥今日、嘉津に告られたんだって?」


あたしは下を向きながら小さな声で言う。今にも泣きそうなあたしの声は、微かに震えていた。




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