幼なじみ物語

中学２年のある日を境に、悟があたしたちから離れていった。
今までずっとあたしたちとつるんでいた悟が、２年になって新しくできた友達とつるむようになり、あたしたち三人の間に少しずつ溝ができるようになった。

そんなあたしたちがまた元に戻ったきっかけは、あたしに対するいじめだった。
悟といつもつるんでいた仲間の一人が悟のことを好きで、幼なじみのあたしをいじめた。

あたしをいじめたことに腹を立てた悟は、あたしを全力で守ってくれた。
大輔もあたしを支えてくれた。
悟はそれをきっかけにその仲間と縁を切り、またあたしたちのところに帰ってきた。

それからあたしたちはずっと一緒にいる。あの日を境に三人の絆は深まった。そう思ってるんだ。