幼なじみ物語
あたしたちが住むマンションに着いた。
あたしの家は305号室。大輔と悟の家は306号室で隣。だから生まれた時からずっと一緒だった。
エレベーターを3階で降り、それぞれの家に向かった。


「じゃあまた明日ね。悟、寝坊しないでよ」


頻繁に寝坊をする悟に向かってあたしは言った。


「分かってるよ!じゃーな」

「‥あとで行くから」


悟が家の中に入ると同時に大輔は言った。
あたしはとびっきりの笑顔で頷いた。


「うん!待ってる!」


大輔は微笑むと家の中へと入った。




< 13 / 110 >

この作品をシェア

pagetop