幼なじみ物語
「そういえば悟は?一緒じゃないの珍しいね」


あたしの家に悟が一人で来ることはあっても、大輔が一人で来ることはほとんどなかった。


「今風呂入ってる。あいついっつもついてくるから、あんまり碧依と二人になれねぇじゃん?だから今の間にと思って」


そう言って大輔はいたずらに笑った。あたしも笑った。


「多分そろそろ風呂から出るはずだから戻るわ。また明日な」

「うん。おやすみ」


大輔は手を振って部屋から出て行った。




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