幼なじみ物語
教室に入ると知らない人ばかりだった。あたしと大輔は自分の席に座る。あたしの斜め2つ前の席が大輔の席。それほど遠くなくて少し安心した。

あたしは人見知りするから、誰かに話しかけるなんて自分からできなくて、いつも悟と大輔頼りだった。

そんな大輔を見ると、すでに仲良くなった男子と話していた。
さすがと思いながらあたしも声をかけようとして思いとどまる。

これがいつものあたしのパターン。話しかけようとしても人見知りが出て話しかけることができない。

そんなあたしの背中を後ろから誰かがつつく。
あたしはびっくりして振り向いた。




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