幼なじみ物語
「廊下‥?あぁ!あれはただの友達だよ。碧依見てたの?」

「うん‥‥‥」


あたしは泣きそうになり2人に背を向けた。大輔はあたしの頭を撫でながら問いかけた。


「それで泣いてたのか?」


大輔の声はつらそうだった。あたしはこの時、大輔の気持ちに気付いてあげられなかった。




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