幼なじみ物語
「碧依さぁ、大輔の想い伝わってこない?」

「へ?」


あたしはわけが分からず顔をあげた。悟はあたしを見ながら優しく口を開いた。


「大輔がさぁ、今まで何を思って碧依を守ってたと思う?考えてみろよ。それでも分かんない?」


あたしは悟に言われたとおり、今までの大輔を思い出す。あたしがつらいとき、泣いてるとき、いつでも大輔は優しく助けてくれた。その時いつも大輔からは、優しさの他にあたしを思う気持ちが伝わってきた。




< 77 / 110 >

この作品をシェア

pagetop