幼なじみ物語
「碧依。久しぶりだね。お隣なのに全然会わないねぇ」


リビングに顔を出すと、大輔と悟の母親があたしに声をかけた。


「うん、そうだね」


あたしは作り笑いをしてこたえる。あたしの心臓はバクバクで、立っているのがやっとという感じだった。




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