空を見上げて
茜と蒼が繰り広げる、漫才のような会話に、つられて笑っている私。



茜は…女の子だから。

茜に対する、私の対応は多少の警戒心はあるものの、だいぶ打ち解けたようにも感じる。

と言うか、茜は、私の閉ざした心を無理矢理こじ開けようとするような…そんな感覚。

でも、それが嫌だと思っていない自分もいる。

開かせてくれるならそれでもいい。

そんな気すらする。


でも、男の子はやっぱり怖い。

そう感じ、距離をとってしまう事が多い中。

蒼と話す分には、あまり意識しない。


茜の友達をして、見ているからなんだろうか…。


そんな事を考えていても埒が明かない。

明日のテストは学力テストだし…。

今になって無理矢理詰め込んだところで、たいして変わらないであろうと開き直って、今日は眠る事にした。



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