空を見上げて
そう言われると何も言えない…

でもでも!

揃って言わなくてもいいじゃん。


「禁酒します…」

「いいんだけど、楽しいから!」

「お前のかける迷惑なんて、そんなもんなんだから、話してみろってこと!」


二人にはかなわないです…。


「ただ、これから秋野さんが、何をしてくるんだろうって…どうやって回避したらいいかなって考えてただけ!」


半分やけくそで発した私。


「「そんなこと?」」


目を丸くして私の顔を見る二人。

えぇ。そんなことですよ…

私の考えることはそんなちっぽけな事ですよ~!

イジケモードに突入しそう。


「協力するし!お前は考えすぎなの!」

「そうそう、気楽に行こうよ!」

「…でも」

「「『でも』じゃない!」」

「…はい」


結局は、二人に押し切られたような形で会話終了。

もぉ…二人が楽天的すぎるんじゃないの?

なんだかなぁ…。

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