空を見上げて
その夜…
やたらと荷物が多いとは思っていたけど…
「まさか、制服まで持参してるとは思わなかったよ。」
「備えあれば憂いなしってね!」
来客用の布団を敷きながらそんな話をしていた。
「あ、私、美月と一緒にベッドでいいよ!出すのも片付けるのも大変でしょ?」
「ホント?助かる!」
掛け布団だけ一枚用意して、就寝準備完了。
布団にもぐろうとする私に蒼が耳打ちする。
「駿河、寝相悪いから覚悟しとけよ?」
「…え?」
茜は、寝相の話をすると、『そんなことない!』とブチ切れるらしい。
どういうことよ…それ。
蒼の事だから、面白可笑しく伝えてるんだろう。
そんなくらいにしか思ってなかった。
でも…
「イタッ…」
苦しい…
睡眠体勢に入ってすぐ、体に重みを感じて目を開ける。
え?
お腹の上にあるもの。
茜の足?
スースーと寝息を立てて眠る茜を起こさないように、そっとおろす。
「ッタイ…」
殴られた?
わざと?!
なんて思って茜を確認してみるけれど、気持ちよさそうに眠っている。
しかも、せ…狭い…
ベッドの下から、クスクスと笑う蒼の声が聞こえる。
「こういうこと?」
「そういうこと!」
やたらと荷物が多いとは思っていたけど…
「まさか、制服まで持参してるとは思わなかったよ。」
「備えあれば憂いなしってね!」
来客用の布団を敷きながらそんな話をしていた。
「あ、私、美月と一緒にベッドでいいよ!出すのも片付けるのも大変でしょ?」
「ホント?助かる!」
掛け布団だけ一枚用意して、就寝準備完了。
布団にもぐろうとする私に蒼が耳打ちする。
「駿河、寝相悪いから覚悟しとけよ?」
「…え?」
茜は、寝相の話をすると、『そんなことない!』とブチ切れるらしい。
どういうことよ…それ。
蒼の事だから、面白可笑しく伝えてるんだろう。
そんなくらいにしか思ってなかった。
でも…
「イタッ…」
苦しい…
睡眠体勢に入ってすぐ、体に重みを感じて目を開ける。
え?
お腹の上にあるもの。
茜の足?
スースーと寝息を立てて眠る茜を起こさないように、そっとおろす。
「ッタイ…」
殴られた?
わざと?!
なんて思って茜を確認してみるけれど、気持ちよさそうに眠っている。
しかも、せ…狭い…
ベッドの下から、クスクスと笑う蒼の声が聞こえる。
「こういうこと?」
「そういうこと!」