花とアイドル☆《完》
「べ、別に

好きでやってるだけで、すごく
なんかないよ」


ぶんぶんと手を横に降りながら
言うと、拓斗はフッと優しく笑った。


「な。そんなもんでしょ?」



「え?」




「オレにしたら、服とかぬいぐる
みを作れちゃう花乃さんだって、
とんでもなくすごいってわけ。

てか、家庭課2だったし、針に
スムーズに糸通せるだけでもソンケーって感じ?」
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