花とアイドル☆《完》
経験のない花乃には、ものすごー
くハードルが高い。
でも――。
自分しか頼る相手がいないから、
頼んできてくれてるわけで。
それをむげに断るなんてことも、
とうてい出来ないのが、花乃の
性格だった。
「わ、わかった……」
「サンキュ〜。感謝するわぁ」
意を決した返答が、なんとも軽い
お礼の言葉で受け止められる。
「何時くらいに起こしに行けば
いいの?」
それはきっちり確認しておかねば
と、花乃は少し声を大きくして
拓斗に尋ねた。
拓斗はトロンとした目で腕時計を
確認すると、
「今1時前だから……できれば
3時くらいかなぁ」
くハードルが高い。
でも――。
自分しか頼る相手がいないから、
頼んできてくれてるわけで。
それをむげに断るなんてことも、
とうてい出来ないのが、花乃の
性格だった。
「わ、わかった……」
「サンキュ〜。感謝するわぁ」
意を決した返答が、なんとも軽い
お礼の言葉で受け止められる。
「何時くらいに起こしに行けば
いいの?」
それはきっちり確認しておかねば
と、花乃は少し声を大きくして
拓斗に尋ねた。
拓斗はトロンとした目で腕時計を
確認すると、
「今1時前だから……できれば
3時くらいかなぁ」