花とアイドル☆《完》
「がんばって。
でも――ムリしないでね」
たった2時間の仮眠しかしてない
のに。
どうしても、心配になってしまう。
「サンキュ♪
でもだいじょーぶだから」
拓斗は、言葉通り全く疲れを感じ
させない笑顔で言う。
「今しかできない役だからさ。
とことんまでやるっきゃないっ
つーか、まあ、そんな感じ?」
「――あ、あの……!」
言おうとして、花乃は一瞬躊躇
した。
恥ずかしいし――自分なんかが
こんなこと言っても、逆にあつか
ましくないかな? ――そんな
ことを考えて。
でも――ムリしないでね」
たった2時間の仮眠しかしてない
のに。
どうしても、心配になってしまう。
「サンキュ♪
でもだいじょーぶだから」
拓斗は、言葉通り全く疲れを感じ
させない笑顔で言う。
「今しかできない役だからさ。
とことんまでやるっきゃないっ
つーか、まあ、そんな感じ?」
「――あ、あの……!」
言おうとして、花乃は一瞬躊躇
した。
恥ずかしいし――自分なんかが
こんなこと言っても、逆にあつか
ましくないかな? ――そんな
ことを考えて。