花とアイドル☆《完》
でも、自分の正直な気持ちだから。

思い切って、言うことにする。


「あたしでよかったら、いつでも
協力するから。

起こすのも、何時でも頼んで。

ほ、他のことでも、なんかできる
ことあったら……」


後半は、言葉が出てこなくて
うまく言えなかったけど。


拓斗を応援したい気持ちを込めて
、精一杯そう伝えた。



「――ありがと」



ふわりと舞い降りるような、
優しい声に顔を上げると。


拓斗が、穏やかにほほ笑んでいた。


「んじゃ、遠慮なく、頼ることに
する♪」


「う、うん/////」


『頼る』なんて言われると、
ちょっと緊張しちゃうけど。
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