花とアイドル☆《完》
「愛香さんが、あなたはもう家族
の一員だ、とおっしゃったのが
証拠です。

まあ、皆がそう考えているとは
限りませんが……」


「朱鷺田さん? 
どーゆーことですか?」


ますますわけが分からなくなって
、そう尋ねた花乃だったけれど。


朱鷺田さんは『お気になさらず』
と、はぐらかしてしまう。


そのとき、玄関から、


「カナちゃーん? 

どーしたの〜、忘れ物ぉ?」


という愛香さんの声が飛んできて。


二人は、急いで廊下を駆け出した
のだった。
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