花とアイドル☆《完》
FAN
☆☆☆☆☆
「あら――?」
ギャラリーの見学を終えて、
教会側のベンチのある通路まで
戻ったとき。
最初に不審そうな声をあげた
のは、奈津美さんだった。
「お二人とも、いませんわ……」
「やだ、ホント」
花乃が座ると言っていたベンチの
側まで駆け寄って、愛香も戸惑っ
た声をもらす。
花乃と別れた後、そろってギャラ
リーまで移動したが一行だった
が。
しばらくするとすぐに、遥が
『お腹が痛い』と言い出し。
トイレに行って、その後は花乃と
一緒に休んでいると言って、
引き返していった。
遥は『気を使うな』と言っていた
けれど、具合の悪い二人を残して
あまりのんびり鑑賞する気にも
ならない。
それで、見学も早々に切り上げて
、戻ってきたのだが……。
「あら――?」
ギャラリーの見学を終えて、
教会側のベンチのある通路まで
戻ったとき。
最初に不審そうな声をあげた
のは、奈津美さんだった。
「お二人とも、いませんわ……」
「やだ、ホント」
花乃が座ると言っていたベンチの
側まで駆け寄って、愛香も戸惑っ
た声をもらす。
花乃と別れた後、そろってギャラ
リーまで移動したが一行だった
が。
しばらくするとすぐに、遥が
『お腹が痛い』と言い出し。
トイレに行って、その後は花乃と
一緒に休んでいると言って、
引き返していった。
遥は『気を使うな』と言っていた
けれど、具合の悪い二人を残して
あまりのんびり鑑賞する気にも
ならない。
それで、見学も早々に切り上げて
、戻ってきたのだが……。