花とアイドル☆《完》
何DKなんだろ、と無意識に考えようとして、花乃はすぐさま思考を止めた。


考えたって、庶民の自分に想像つくわけないよね(-.-;)



それに、いつまでもここにこうして突っ立ってるわけにもいかないんだった!



「今日から、ここに住む、
んだもんね……」



門柱のやや高い位置にある
インターホンに目をやる。

豪邸と言ったって、家人を呼び出すなら間違いなく最初はこれだ。


緊張で震える指に何とか力を込めて、花乃は思い切ってインターホンを鳴らしたのだった…。
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