花とアイドル☆《完》
「は、はい……」

結局花乃は、疑問を口に出すかわりに頬を紅潮させて、小さく答えることしかできなかった……。



「はい、じゃなくて、うん、ね!

それじゃ、オレそろそろ出かける
準備しないといけないから行く
けど、なんかわかんないこととかある?」


「え? 

えーと…とりあえず荷物の整理
始めてていいのかな?」


「いーんじゃない。

段ボールは置いとけば奈津美さんが持ってってくれるよ。

昼メシの用意ができたら、たぶん呼びに来ると思うし」
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