花とアイドル☆《完》
「分かったぁ、ありがと」

至れり尽くせりだなぁ、なんて思いながら返事すると。


「でもまぁ、疲れてるだろうし
今日はゆっくりしててもいいんじゃない?

そこの、左側のドアがバスルームだから、何時でも、好きな時に使っていいよ」


ベッドにほど近い壁際にふたつ
並んだドアを指差す拓斗。


――気づいてなかった、まだ部屋があったんだ……って、バス?


「えっ、お風呂までついてるの!?」
< 64 / 474 >

この作品をシェア

pagetop