花とアイドル☆《完》

アイドル一家!?

「―――さん。

花乃さん?」


遠くから、自分を呼ぶ声が聞こえる気がする。


「ふぁい……なんれすかぁ〜」


「あの、お食事どうなさるのかと思いまして……」


丁寧な問いかけ。


――お母さん、こんなお上品な
話し方したっけ――って、ちがうちがう!!!



ガバッ!



記憶がよみがえると同時に一気に
目も醒めて、花乃は勢いよく起き上がった。
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