好きすぎて死ぬっⅣ




「未樹の名前。つけたんだ」


「………。」


「俺が高校入って、バイトして金貯めて、免許取ったら、俺がバイクで何所までも連れて行ってやるよ。」


「桑田くん…」


「ん?」


「あたしのこと…ずっと愛してくれるの?」


キィッィイ…


急に自転車が止まる


「当たり前だろ。」


「でも…怖いの…桑田くん遠くに行ったら…そばに居てくれなかったら…桑田くん…あたしを…あたしを抱いて!」


せめて


あたしたちはつながったことを…


桑田くんに覚えててほしいから


あたしも覚えていたいから


貴方のカラダの暖かさ




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