好きなの。【短】
……当たり前に、
そんな彼氏を持つと大変なわけで。
周りの女の子たちの目や先輩の目。
ついでに後輩からの目も。
…怖い怖い。恐ろしい。
…まあ、もう今では慣れたし、
紗夜がいつも私の横で
私の分まで怒ってくれるから。
落ち着いていられるわけだ。
……つまり、
なんだかんだですごく助かってる。
そもそも、玲雄は人気者なんだからこれくらいのこと当たり前なんだ、とも最近は思える。
―――――
――――――………
「ゆなー!帰るぞー」
「…あーい」
そんな、人気者な玲雄も
帰りだけは女の子を追っ払って一緒に帰ってくれるんです。