卒業〜君のとなり〜


私たちは抱き合ったり、腕を組んだりしながらお互いを見合った。

確かめ合うように手をつないだ。


いくつものカメラがこちらを向く。


ピースを作りながら、

私には、教室の後ろの方でちゃんばらしている鶴田がみえた。


今日はさすがにパーカー着てないんだ。



目が合った。

ハッとして私は思わず目を逸らしてしまった。



逸らさなくてもよかったのに。



寂しくて、まともに顔が見れなかったんだ。


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