双子





茜があたしを押し倒した、頭が床とぶつかった。


涙で視界が霞む。

「しねしねしね」


首を絞められる。

「ぐ・・・」

息が苦しくなった。
茜の指に力がこもり始めた。


あたしはもう1人の自分に、殺される。
元々2人で同じ顔をしていたんだ、1人減ったところでなんらかわらないだろう

どこか遠くで玄関のインターホンがなった気がした。

ああだんだんいきぐるしくなってきたよ、いしきももうなくなりそう。ああああどうしようたすけてたすけてたすけて






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