双子
「えっ…と」
突然の質問で驚いた。
何て言おうか、焦っている自分が居た。
いや、別にあせる必要は無いんだ。
素直に正直に自分の気持ちを言えばいいんだ。
「はい、楽し「嘘はだめだよ?」…」
遮られた。
茜は実の姉だ、一緒に居て楽しいに決まってる。
…だけど、そういえない自分が居た。
「自分に嘘をつくのはもうやめなよ」
あぁなんでそんなこというのか
「あ「お待たせ―!券かって来たから行こうか!」
優が言おうとした言葉は遮られ、そのさきが紡がれる事は無かった。