双子



駅前に着く頃には、もう暗くなっていた。
街には街灯が灯り始めていた。

「んじゃ、解散しようか」


「あ、ちょっと待ってくれ」


渉が引きとめた。


「ちょっと来てくれるか」

渉が茜の肩を軽く叩き、茜と一緒にどこかへ消えた。

嫌な、予感がした。


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