双子



「どうしたんですか」


「何で、こいつが持ってるんだ…」


「え?」


あたしも視線を茜の席の方に移した。
渉は星型のキーホルダーを見ていた。


「それ、茜に渉があげたんじゃないですか?」



「違う!」


語気を荒くして、否定された。




「え、じゃあ」


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