17歳の約束
「俺寝る」

「ダメ!」

「いいじゃん。具合悪いんだし」

「ほら、帰って授業受けなさい」

「もう、なんだよ〜」

私はカーテンの隙間から顔を出した

「康太…?」

「あれっ?!望じゃん!なんでいんの?ていうか、教室にいねぇと思ったらここにいたんだな!」

「うん………。奈津美のこと考えちゃって授業できないよ…」

「篠田さん泣いてるのよ?木戸くんが守らないからでしょうが。」

「はっ!そうなのか?!ごめん」

「康太のせいじゃないよ。」

学校に奈津美、戻ってきてくれないかな…?

「先生。もう行きます。失礼しました。」

私は保健室を飛び出た。
走って、屋上にのぼった。

「はぁ…っはぁ…っ。」

「おいっ!望!」

「康太……」

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