17歳の約束
「なんで逃げんだよ?!はぁ、はぁ」

康太も息を切らしていた。

「私、逃げてたのかもね…。奈津美のことも、自分のことも…」

「望?!」

ごめんね。康太。
私は悪者だから………。全部逃げて、私は最低だ。

奈津美がいなくなったら私、どうしたらいいの?
奈津美がいないなら私は必要ないんじゃない…?
死んでもいいんじゃない?

今日の私はなんか変だった…。

ごめんね。ごめん。

「康太…ありがとう。今までごめんね。ばいばい…」

私は屋上から飛び落ちた。



「おいっ!!!!!」


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